新・会社法Q&A〜渋谷法令センターのつばめやがお届けしています。

新・会社法Q&A

新会社の設立方法は?有限会社はどうなる?以前からの変更点が知りたい!など、新会社法の疑問をやさしく解説。
Q.破産しちゃっても、取締役になれるんですか?
2007.05.30(Wed)
Q.はい。破産手続きが開始しても取締役になれます。



なれるようになったのです。会社法により、ね。
色々と批判もある会社法ですが、現実を考えて作られてるのかもしれないね。


だってね、会社を立ち上げるってことはタイヘンなことです。
ある程度の資金を用意して、会社を立ち上げるワケだけど、設立当初から上手くいく会社なんてそうはないだろうし、


起動に乗るまでは用事していた資金だけでは足りずに、銀行などから借入をすることになるよね。で、銀行はお金を貸してくれるワケなんだけど、その時に、個人保証を求めてくるワケです。


ホントはね、会社の資産と経営者個人の資産はカンケーのないもので、会社が潰れようがナンだろーが、経営者個人の資産には関係がない。だけど、


お金を貸す方としては、設立したての赤ちゃんのような会社に大金を貸すのが不安なワケなんですね。なので、会社がお金を返せなくなった時には、経営者の個人の資産から返済してくださいね、って約束することになります。それが個人保証ですね。


で、実際に、そうした理由で個人保証をし、破産してしまった経営者が多いワケです。
会社が上手くいかなくなり、個人の資産も全て失い、破産してしまう方が多いワケです。


そのような人は、もう取締役にはなれないという規定はヒドイではないか!
もう一度チャレンジしようという気持ちを国の法律が奪っていいのか!



と、いうことで、会社法により、破産手続開始決定を受け復権していない者を欠格事由からはずしたのです。(会社法331条1項)


例えばね、会社が上手くいかなくなり、代表取締役が破産手続きを始めたとする。
だけど、会社はつぶさずに、再生しようとなった時、やっぱり代表取締役はアイツじゃなくちゃダメだ!(←破産手続中の代表取締役のことね、アイツって。)ってなった時、


そう、そのアイツが、また、代表取締役になれるワケです。


ただね、破産手続きがはじまると、その代表取締役(アイツ)と会社との委任契約が終了してしまいます。(民法653条)


なので、いったん役員を退任して株主総会で選任してもらう、ということになります。
そう、だから、破産しようがなにしようが、ウチの会社の代表取締役はアイツでなくっちゃダメなんだ!


アイツしかいないんだーーー!!!


って、みんなが選んでくれればそれでいい。
会社の代表取締役は、法律が決めるんじゃない、株主が決めるんだ!!!



って、ことですね。





11:33 | - | comments(8) | trackbacks(1) | 新会社法Q&A

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コメント
ご質問させてください。
有限会社を経営していましたが、資金繰りに行き詰まり、会社は廃業、私は個人破産を申請中です。
「破産事件受理票」を受け取り、9月末に裁判所に出向かなければなりません。これから裁判になります。会社破産はしておりません、あくまでも、社長の個人破産で会社は廃業にします。
「破産手続きが開始しても取締役になれます」と言う事は、新しく法人を作っても社長になれるのでしょうか?取締役1人でも会社設立ができるのなら、自己破産してても、会社を作れるんですね?
以前は、取締役にはなれなかったはずですが、ほんとに、取締役になれるんですか?
どうぞ宜しくお願いいたします。
2007.09.18(Tue) 23:45 | 下畑
下畑さま。
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。


以前の商法では、取締役の欠格事由の中に、「破産手続開始の決定を受け、まだ復権を得ていない者」という規定が入っていたのですが、


会社法では、それが削除されています。
(会社法第331条)


なので、取締役になることができます。






2007.09.27(Thu) 14:02 | 大山
私も質問をさせてください。
私も現在有限会社を経営しておりますが、一人会社で代表取締役が私で、他に従業員もいません。たった一人です。しかし、個人の負債を大きくなり、自己破産手続きを開始しました。破産は個人で法人は借り入れもないのでしていません。
新会社法の場合、在任中の場合は一度退任して、再度就任が可能のようですが、自己破産には退任したという事実が必要です。もちろん、退任の登記と就任の登記をしなくてはいけません。
ですが、1人のみで経営の場合、私が退任すると取締役がいなくなってしまいます。この場合、取締役を誰かに頼んで一時的に就任してもらって、再度私が就任する場合に登記することになる方法しかないのでしょうか?
あるいは、退任の登記をして、その翌日に就任の登記をすることはできるのでしょうか?
複雑ですが、お返事お待ちしています。
2007.10.10(Wed) 21:32 | 大西
大西様。

お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。

そして、いただいたご質問なのですが、よろしければ、右のバナーにある『無料相談』からご質問下さい。



2007.11.30(Fri) 18:05 | 大山
管理者の承認待ちコメントです。
2008.11.20(Thu) 22:30 | -
管理者の承認待ちコメントです。
2010.07.21(Wed) 14:13 | -
管理者の承認待ちコメントです。
2012.04.10(Tue) 23:56 | -
管理者の承認待ちコメントです。
2014.05.12(Mon) 00:36 | -
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